2021.05.31
⑥実習・授業
皆さん、こんにちは。
バイオテクノロジー科の岡野です。
今日は、PCRのお話をしましょう❗
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バイオな気分 発酵と醸造①
バイオな気分 発酵と醸造②
バイオな気分 発酵と醸造③
バイオな気分 発酵と醸造④
バイオな気分 発酵と醸造⑤
バイオな気分 新商品開発①
バイオな気分 新商品開発②
バイオな気分 新商品開発③
バイオな気分 実験室紹介①
さて、新型コロナ感染症の新規感染者がなかなか減少しません。
この感染症が流行して、国民の多くが知るところとなった「PCR」。
毎日のようにニュースで聞く言葉です。
そもそも、この「PCR」というのはごく微量しかない遺伝情報を人工的に大量に増やす技術です。
だから、病原体の遺伝子を増やして感染しているか診断することもできますし、事件の被疑者の中から犯行現場の遺留品に残ったDNA(遺伝子を記録している物質)と同じ遺伝情報を持つ者を見つけること、親子鑑定といった法医学の現場でも日常的に使われる技術となっています。
他には、自分がお酒に強いか弱いかを調べることもできます。
髪の毛を2、3本取ってDNAを回収し、「アルコール脱水素酵素」というアルコールを分解する酵素の遺伝子をどのような組み合わせで両親からもらっているかを調べることもできます。
自分がどの位飲めるのかを知っていれば、成人してお酒を飲み始める時に上手にお酒と付き合うことができますね。
写真を見てください。
強く光っている所とそうでない所があります。
これをバンドと言いますが、増殖した遺伝子があるところは強く光ります。
一番左の2つ(光っていない所と強く光っている所)は岡野の遺伝子です。
詳細な理屈は省きますが、私は父方と母方から共にアルコールを分解する遺伝子を引き継いでいます。
つまり、お酒が飲めるタイプ。これは、兄弟でも結果が違っていることがあるので、一人ひとり調べる必要があります。
ねっ、遺伝子って奥深くておもしろいでしょう??
バイオテクノロジー科ではいろいろな実験を行っています❗
詳しくはオープンキャンパスで👍
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〜〜〜〜岡野先生 プロフィール〜〜〜〜
岡野 康弘 先生(おかの やすひろ)
● 担当学科/科目
バイオテクノロジー科
醸造実習、微生物学実験、生命工学実験など
● 経歴
民間企業の微生物実験室を経て、ABioの先生に。
専門は微生物バイオですが、経営戦略もやっている不思議系。
好奇心旺盛で、付録(東芝テックのセルフレジ)がどうしても欲しくて、小学館キッズを探し回る先生です。
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