2021.01.21
③教育特徴
ABio新潟農業・バイオ専門学校では「スマート農業」を学べるスマート農業テクノロジー学科があります❗
農業は、米・野菜・くだものなど命の源「食糧」を作ります。農家がいなくなると、私たちの食べるものはありません。
さらに、国連サミットで「SDGs」(持続可能な開発目標)が採択され、より一層農業の働き方や技術革新が求められています。
※SDGsとは、2015年の国連サミットで採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
▶外務省「SDGs(持続可能な開発目標)」◀
そんな大切な「農業」に、いまICTやIoT、ロボット、AIなどを活用した次世代型の農業と言われているのが「スマート農業」です。
農林水産省のホームページでは、スマート農業の普及を目指して「スマート農業」の最新の情報を動画などで分かりやすく解説していますのでぜひご覧ください。
▶農林水産省「スマート農業推進フォーラム」◀
スマート農業とは?
「農業」×「先端技術」=「スマート農業」
「ロボット技術やICT等の先端技術を活用し、超省力化や高品質生産等を可能にする新たな農業」と定義され、「生産現場の課題を先端技術で解決する!農業分野におけるsociety5.0の実現」に向け、農林水産省が提唱しています。
※society5.0とは、政府が提唱する、テクノロジーが進化した未来社会の姿
▶内閣府「society5.0」◀
▶Softbank【初心者向け】society5.0◀
現在の農業の課題とは?
1、農業者の高齢化と深刻な労働力不足
農業就業人口414万人(1995年)
↓
210万人(2015年)
さらに、農業就業者の平均年齢は66歳を超えています。
(農林水産省HPから引用)
2、人手に頼る作業や熟練者でに依存した作業が多い
農業者が減る中で、人手に頼る作業が多く、熟練者にしかできない作業が多くあります。
そのため、省力化、身体的負担の軽減、若い農業者への技術を継承が課題となっています。
3、一人あたりの作業面積が年々増加している
農業者が減少する中、一人あたりの作業面積が年々増加しています。
1.6ha(1995年)
↓
2.5ha(2015年)
また、日本の食料自給率(カロリーベース)は2018年度で37%と、輸入が自国生産を大幅に上回っており、農業の生産効率化が急務となっています。
スマート農業の将来像
1、超省力・大規模生産を実現
2、作物の能力を最大限に発揮
3、きつい作業、危険な作業から解放
4、誰もが取り組みやすい農業を実現
5、消費者・実需者に安心と信頼を提供
農林水産省では上記1〜5を達成することにより、やる気のある若者や女性が農業にチャレンジできる環境を整え、新たなビジネスの創出・展開によるビジネスチェンスの拡大を目指しています。
スマート農業の活用
1、ロボット技術の活用
GPS自動走行システム等の導入によって実現する自動操縦技術で夜間走行・複数走行・自動走行等が可能に!
他、農薬散布用のドローンや作物などの自動収穫ロボットもあり、ロボット技術の活用と導入は世界中で進んでいます。
ロボット技術は世界的に超省力、大規模生産に向け活用されています。
2、IoTの活用
圃場(ほじょう)の状況を撮影したり、センサーで計測したりして集めたデータを解析し、効率的に栽培管理する方法も進められています。
たとえば、生育状況や病気、日照などの状況による変化や圃場ごとの作業内容や作物の収穫・出荷した内容などデータ解析により誰でも手軽にわかるようになります。
このようなセンシング技術や過去のデータに基づくきめ細やかな栽培(精密農業)により、経験(観)×データの融合で収穫量を増やし、高品質生産を実現します。