2012.05.15
⑮教職員ブログ
こんにちは。
進学サポートデスクの多賀です。
5月3日~5日の3日間にかけてNST川まつりが開催され、ABioも【緑の学校】と題してブースを出展しました
1日目・2日目は生憎の雨模様ではありましたが、最終日3日目は晴天となり、3日間合計でたくさんの方にお越しいただきました。
ご来場いただきましたみなさま、心より御礼申し上げますm(_ _)m
さて、お客様からいただいた質問NO.1について、今回は記事を投稿します。
NO.1に輝いた質問とは・・・
ジャン
【管理はどうするんですか???】
です。
ということで、この場を借りて管理方法についてご紹介します。
さらに、取り扱った植物に関しても特徴などをご紹介しますので管理の際、ご活用ください。
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◆苔玉レシピ
苔玉はいくつかの作り方がありまが、今回のレシピは
・土づくり
ケト土・・・適量(ホームセンターなどで入手が可能です。)
赤玉土・・・ケト土の2~3割程度(同上)
・苔
苔・・・適量(ホームセンターや100円ショップでも置いてあったりします。)
ご家庭にあれば庭などにある苔(這苔など)を使うと見栄えも大きく変わります。
ただし、苔の成長はあまり早くありませんので収穫した場所が元通りになるまでには時間がかかります。
・イベントで取り扱った植物
紅紫檀、長寿梅、ヘルマンニア、白竜、初雪カズラ
植える植物は特に決まっていません。ただし、根が広範に広がるもの、成長が著しく早いものなどはあまり
適していません。また、1種類に限らず寄せ植えをするのも作り甲斐があります。
★苔玉管理のポイント★
【水管理】 霧吹きでの水やりは根まで水が届きません。ボウルのようなものに水を張り苔玉の玉の部分が浸かるようにして10~30分程度放置してください。
【置き場所】 日当たりを好むものが多いですが、直射日光が長時間当たる場所は避けてください。
【植物】 枯れた下葉などは取り除いてください。
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続いて、植物の紹介です。
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◆紅紫檀(ベニシタン)
バラ科・常緑小低木
樹勢はとても強いので、花もの、実ものに初挑戦という方にはおすすめの花木です。
春・秋の肥料(植物の栄養剤や液肥でOK)さえ忘れなければ、春には小さな愛らしい花(白と赤色)をつけますし、秋には実と紅葉を楽しませる樹種です。
中国原産の常緑小低木で枝が横に良く伸びる性質があります。
小さな5~10ミリほどの葉が密生し、5~6月ころに葉の脇から白と淡紅色の小さな花をたくさん咲かせます。
実は5ミリほどの球形で緑からやがて紅色に熟します。翌年の早春まで赤実を楽しむことができます。
強健な樹種なので旺盛な成長期には樹形を乱す徒長枝がどんどん伸びます。
苔玉で楽しむ際は、伸びすぎた枝を切ってください。
また、梅雨の時期くらいに切った枝を挿し木(土に挿す)すると増やすこともできます。
自分で刈り込んで形を楽しんでください。
◆長寿梅(チョウジュバイ)
バラ科・落葉樹
草木瓜の一種。
四季咲き性ですので年に数回美しい花が楽しめます。
3月頃に伸びすぎた枝を切り仕立て直すことをお勧めします。
落葉樹ですので、秋を過ぎると枝だけになってしまいますが、室内で保管して頂けると、また1月頃から花を咲かせ始めます。
土台となっている苔玉の大きさに合わせて仕立ててください。
落葉後の冬の間もたまに水を与えてください。
日当たりを好みますが、真夏の日差しが厳しい時期は、半日蔭での管理の方が喜びます。
4月と11月に液肥を与えてください。
◆ヘルマンニア
バラ科
ベル型で下向きに黄色い花が咲きます。
ほのかな芳香があり、ハニーベルとも呼ばれています。
南アフリカ原産なので水はけの良い環境を好みます。
耐暑性も耐寒性も強くありませんので、夏は風通しの良い半日陰、冬は明るい室内で管理することをおすすめします。
乾燥を好む植物ですので梅雨期は雨に当たらないようにしてください。
また、給水の頻度が高すぎると植物が弱りますので、苔玉の場合、夏場でも3日に1回程度、冬場は週に1回程度で十分です。