バイオな気分【感染症の話】
2022/09/12 ⑮教職員ブログ
皆さん、こんにちは。
バイオテクノロジー科の岡野です。
新型コロナ感染症の第7波もようやくピークを過ぎる兆しが見えてきました。
これまでで一番多くの新規感染者を出した第7波でした。
私たち人類はこれまでにも、多くの感染症との戦いを余儀なくされてきました。
人類が農業を行うようになり、集団で生活し家畜と共に暮らすようになってから
感染症との付き合いは始まったといえます。
これからも、新しい感染症が出現するのはやむを得ないことでしょう。
写真は、中世のヨーロッパでペストが大流行した時のお医者さんを再現したものです。
感染予防のためにマスクをかぶり、くちばしの先端には薬草が詰められています。
今では感染症予防の効果としては疑問ですが、
当時は見えない病原体から身を守るために編み出された最新鋭の予防手段だったのでしょう。
私たちが農業を行い、集落を形成し、さらには都市に住み続ける限り感染症と付き合わざるを得ません。
しかしながら、感染症はこまめな手洗いなどの衛生観念を再確認させてくれるものでもあるのです。
