2014.07.03
⑥実習・授業
こんにちは。
進学サポートデスクかわのです(・∀・)
バイオテクノロジー科食品・醸造コースの2年生と4年生が、焼酎の醸造実習に取り組んでいます
ABioではワイン・日本酒・焼酎の3種のお酒の醸造実習ができますが、一番はじめのお酒造りがこの「焼酎醸造実習」です。
6月30日(月)、7月1日(火)は、泊りがけで麹(こうじ)の仕込作業を行いました!
★そもそも、焼酎ってどうやって作るの?
①製麹(せいぎく)いまここ
蒸した米(麦でも)に麹菌(こうじきん)をまぶして、麹を作る。
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②一次醪(もろみ)
麹に水、酵母菌を加えて発酵させ、もろみを作る。
麹菌が米のでんぷんから作った糖を、酵母菌が食べることでアルコールが生成されます。
ここまでは日本酒の造り方と同じです。
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③二次醪
もろみに主原料を投入し、さらに発酵させる。
ここで麦を入れれば「麦焼酎」、芋を入れれば「芋焼酎」。
今回は「米焼酎」を造ります。
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④蒸留
蒸留機を使って、もろみを熱して気化したアルコールを冷やして取り出す。
焼酎の種類によって、蒸留の回数や熱するときの温度が異なります。
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⑤ろ過
不純物を取り除く。
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⑥熟成
タンクなどで熟成。
熟成期間が多いほどまろやかな味わいになります。
今回は焼酎醸造のはじめの一歩、麹づくりです
蒸した米を広げ熱をすこし冷ましたあと、麹菌をふりかけます!
そのまま麹菌を繁殖させるのですが・・・
ここで、米の温度と水分量を一定に保たなければなりません
夜通し、交代しながら麹の管理をします!
麹菌が増殖してきたら、たまに手でほぐしてあげます。
このとき、麹菌が活動しているので米が熱をもっているんだそうです。
菌も生きているんですね
麹菌が繁殖した米は、中にも外にも菌糸が行き渡り、真っ白で表面がほわほわとした状態になります
このあとは、
できた麹に水と酵母菌を加え、アルコール発酵させていきます!
2年生と4年生は初めて取り組むお酒の醸造、うまくいくといいですね